【宇都宮の毒物混入事件】使われたリシンの毒性や入手法は?


こんにちは!スキマ時間の案内人、ふじおかです。

宇都宮で別居中の夫の焼酎に毒物を混入し、殺害しようとしたとして、妻の鹿毛陽子容疑者が逮捕されました。

毒物混入事件というと、以前「ヒ素をカレーに混入した事件」を思い出しますが、今回は「リシン」という毒物が使われたとの事です。

リシンとは一体どんな毒物なのでしょうか?毒性や入手法をまとめてみました。

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事件の概要

まずは事件の概要を確認してみましょう。

逮捕容疑は10月29日午後3時ごろ、同市内の夫の家で、ひまし油の原料となる「トウゴマ」から抽出した猛毒のリシンを紙パックの焼酎に混入し、殺害しようとしたとしている。当時、夫は外出中だった。

 今年9月中旬に県内の医薬品販売会社から「鹿毛容疑者が偽名を使って毒物の購入を試みていた」と通報があり、捜査の結果、夫とトラブルがあったことが判明。

 夫に話を聞いたところ、「8月中旬ごろ、自宅で焼酎を飲んだらひどく体調を崩した」と話したため、夫宅に残っていた焼酎を鑑定した結果、植物性の毒物が検出された。

 その後、県警は10月29日に、鹿毛容疑者が夫宅に立ち寄るのを発見。焼酎を押収して成分を鑑定したところ、トウゴマの種子に含まれる毒成分が検出されたという。<Yahooニュース>

以前にも一度、別の毒物を飲ませて殺害しようとしていたんですね。
また、9月にも毒物を購入しようとしていた事から、計画性があったことが伺えます。

警察にもマークされていたため、今回の事件は未然に防がれたということですね。

【追記】NHK栃木県によると、購入しようとした毒物はネズミ駆除剤だったそうです。
ネズミ駆除剤には急効性のモノと、遅効性(累積毒性)のモノがあり、今回の用途を考えると9月には急効性のリン化亜鉛を使用しようとしたと考えられます。
濃度が1%以上のリン化亜鉛は法律で劇物に指定されるほど毒性が強く、飲むと嘔吐や胸部圧迫感、昏睡などの症状が現れます。

もしかすると、鹿毛容疑者はこういった毒物に詳しかったのかもしれません。

リシンとはどんなもの?毒性は?

それでは、今回使われたリシンとはどんなものなのでしょう?

リシンとは、「トウゴマ」の種子に含まれる毒物です。
こちらがトウゴマの写真です。
tougomaL2
出展元:四季の山野草
みなさんは、ひまし油って聞いたことありますか?

ひまし油は石鹸や潤滑油、香水などに一般的に使われているもので、トウゴマを圧搾製法で絞ってつくります。

この絞りかすに、リシンが多く含まれているんですね。

リシンの毒性は非常に強く、致死量は体重60キロの人で、約2ミリグラム程度といわれています。また、子供だとトウゴマの種を5~6粒食べただけで致死量に達します。

また、世界的にもテロや暗殺に使われており、現在のアメリカ大統領のオバマ氏宛の手紙に混入されていたこともあります。

リシンを飲んだ場合は胃腸系に異常が現れ、胃腸管出血とともに肝臓、脾臓、腎臓の壊死が起きます。また、致死量の場合は36~72時間ほどで死に至ります。

解毒剤は無く、誤って飲んだ場合は早急な胃洗浄しか対策がありません。

非常に恐ろしい毒物なんですね。

では、一体どのようにしてこんな毒物を入手したのでしょうか?

リシンの入手法は?

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現在、鹿毛容疑者はリシンの入手法について黙秘しているとの事です。

ではどのようにして入手したのでしょうか?

もちろん、リシンをそのまま買う事は一般的には出来ません。

しかし、トウゴマの種であれば、ネットでも薬局などで販売しています。

例えばこちらのやなぎ堂薬局というサイトでは、500グラム1000円程で販売しています。(現在も購入可能かは不明です)

お小遣い程度で気軽に買えちゃう値段ですよね。正直ビックリです。

また、日本では昭和30年頃までひまし油を取るために一般家庭で栽培されていた時期があり、野生化したものが日本中に生えています。特に山の中や、河川敷などに生えている事が多いようです。

トウゴマの種の採取時期は10月~11月頃と、今回事件が起きた時期とピッタリですので、野草として生えているトウゴマから種を取った可能性は十分考えられます。また、種からリシンを抽出することはさほど難しくないとのこと。

焼酎は「白濁していた」との情報もありますから、自分で抽出した精度の低いリシンを混ぜた可能性もありますね。

まとめ

・宇都宮の毒物混入事件では、リシンという物質が使われた。

・リシンは猛毒で、致死量は体重60kgの人で2ミリグラム程度。服用した場合は主に胃腸系に症状が現れる。

・今回のリシンの入手法は不明だが、抽出元であるトウゴマの種の入手は難しくない。

また事件の進展がありましたら、わかり次第アップしたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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